当院の院長は大学病院の歯周診療科で豊富な経験を積み、日本歯周病学会認定医の資格を取得しています。これまでに、歯周病と糖尿病などの全身疾患に関する研究、論文発表、講演、寄稿などを行ってきており、その知識と技術を活かし専門的な歯周病治療を行ないます。院長自ら患者さんの状態を丁寧に診断し、最適な治療計画を提案します。
当院では、広島大学病院の歯周診療科での
豊富な経験を持つ院長が治療をおこないます。
日本歯周病学会認定医による丁寧なケアで、
歯の健康を長期的にサポートします。
歯周病は、細菌の感染によって歯を支える歯ぐきや骨に炎症が起こり、最終的には歯が支えられなくなってしまう病気です。
2001年には、「世界で最も蔓延している病気は歯周病である」としてギネスブックに記載されています。
このような症状でお悩みの方は受診されることをおすすめします。
歯周病の原因はプラーク(歯垢)を形成する歯周病菌です。
プラークが硬化して歯石に変わると、さらに多くの細菌が集まりやすくなり、悪循環となります。
歯周病が進行すると歯ぐきが腫れたり歯を支える骨が溶けて、歯周ポケットが深くなります。
この深い歯周ポケット内は酸素濃度が低く、酸素を嫌う歯周病菌(偏性嫌気性菌)が住みやすい環境となってしまいます。
この状態がさらに進行すると最終的には歯を失う可能性があります。
歯周病は単に口内の問題に留まらず、心臓病や糖尿病、関節リウマチなど全身の健康に影響を及ぼすリスクがあります。また、妊娠中の女性では早産や低体重児出産のリスクが高まることが示されています。
定期的な歯科検診と適切なオーラルケアにより、これらのリスクを低減させることができます。
一旦失った骨を再生させることはとても大変で難しいため、定期的な歯科検診を行い、予防・早期発見することが大切です。
また、歯周病予防・治療において最も重要なことは、患者さん自身の歯磨きです。歯磨きがうまく出来ていない状態で歯周病治療が成功することはありません。私たちが行う歯周組織再生治療などはあくまで歯磨きがしやすい環境を整えるためにすぎません。
当院の院長は大学病院の歯周診療科で豊富な経験を積み、日本歯周病学会認定医の資格を取得しています。これまでに、歯周病と糖尿病などの全身疾患に関する研究、論文発表、講演、寄稿などを行ってきており、その知識と技術を活かし専門的な歯周病治療を行ないます。院長自ら患者さんの状態を丁寧に診断し、最適な治療計画を提案します。
当院では歯周病の進行を未然に防ぐために、予防ケアにも力を入れています。定期的なクリーニングと患者さん一人ひとりに合わせた口腔衛生指導により、歯周病のリスクを最小限に抑えます。また、当院では歯垢を赤く染める染色液を用いて、歯垢がどの程度残っているかを視覚的に認知してもらい、ブラッシングのモチベーションと技術の向上を促します。
最新のCTやマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用することで、より効果的かつ快適な治療を実現しています。先進的な機器による正確な診断と治療で、患者さんの負担を軽減し、重度歯周病にも対応いたします。
当院では重度の歯周病でも、出来る限り歯の保存に努めます。基本的な歯周病治療で改善しない場合は、歯周外科や歯の移植を行い、少しでも長く噛める状態が維持できることを目指します。
様々な状況を鑑み、どうしても残せない、残すことのデメリットが大きすぎると判断される場合は、やむを得ず抜歯を提案することもあります。その際も、丁寧な説明を心がけ、納得いただいた上で治療方針を決定いたします。
初診時には患者さんの口腔内を詳細に把握する必要があります。そのため当院ではレントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯周病検査を含む各種検査・資料採取を行います。正確な資料採取と検査から生まれる正確な診断が、良好な治療結果に繋がっていくと考えます。
検査・診断結果をもとに最適な治療計画を立案し、患者さんひとり1人に丁寧に説明・提案いたします。
歯周病の基本治療として、まずは患者さん自身の歯磨きの技術の改善を図ります。どれくらいセルフケアができるかが歯周病治療の最も重要なポイントとなります。歯磨きは思っているより難しい作業です。歯垢染色液を用いて実際にどれくらい磨けていないかを見ることで、ブラッシングの技術が大きく向上するとともに、モチベーションの維持に繋がります。
歯科衛生士による専門的なプラークと歯石の除去を行います。歯と歯肉の間に蓄積したプラークや歯石を丁寧に取り除き、歯肉の炎症を抑えます。
基本治療後、一定期間を置いて歯周病の治療効果を再評価します。この段階で、炎症の減少や歯肉の健康状態を確認し、さらなる治療が必要かどうかを判断します。
重度の歯周病の場合、より専門的な処置が必要になることがあります。当院では、最新の治療法を駆使し、必要に応じて大学病院と連携しながら、患者さんの状態に最適な治療を行います。
重度歯周病治療について
治療後も定期的なメンテナンスを行うことが重要です。数ヶ月ごとに口腔状態をチェックし、ブラッシング指導とクリーニングを行います。これにより、歯周病の再発を防ぎ、長期的な口腔健康を維持します。また、異常を初期の段階で発見することで、ブラッシング方法の改善や簡単な治療のみで治癒させることができ、口の健康の長期維持に繋がります。
歯周病治療の成功は、日々のセルフケアにも依存します。患者さん一人ひとりの口腔状態に合わせたブラッシングやフロスの使用方法など、効果的なオーラルケアのアドバイスを行います。
重度歯周病に対しては種々の外科治療を併用することにより、抜歯を免れることがあります。ただし喫煙の有無やセルフケアの技術、定期的なメインテナンスに通院できるかなどにより、歯周外科を行えない場合があります。
歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットや歯ぐきの炎症が残存する場合は、フラップ手術を検討します。フラップ手術では歯ぐきを一部切開することで、歯周基本治療では除去できなかった歯石などを明示し、感染源を直視で取り除きます。術後は歯ぐきの炎症が消退することで歯周ポケットが浅くなり、歯磨きで維持しやすい状態となります。
歯周病によって失われた骨や歯ぐきなどの歯周組織の再生を試みる特殊な治療です。一度失われた組織は再生しにくく、適応が限られます。当院では主に、リグロス(b-FGF)という薬を用いて再生療法を行います。リグロスは、欠損した歯周組織周囲に存在する幹細胞の増殖を促す成長因子です。
症例に歯周外科を行い骨欠損部にリグロスを留置し、歯周組織骨再生を行った。
術前
術後
術前
術後
どんなに治療してもやむを得ず抜歯となる場合があります。その際に親知らずなど噛み合わせに関与していない歯があれば、歯を移植できる可能性があります。移植された歯は2〜3週間後に通法通り歯の根の治療を行い、最終的にしっかりと定着を待って噛み合わせの治療を行います。本来使い道のない歯を活用することで、入れ歯などの人工的な装置を回避できる可能性があります。
歯に沿った歯ぐきの形態は歯磨きをする上でとても重要です。薄い歯ぐきや下がってしまった歯ぐきはブラッシングするのがとても難しいです。歯周形成外科はこのような歯ぐきの位置や厚みを回復させ、磨きやすい環境を整え、審美性も向上させる治療です。